第15章 彼女
三人の中に、異様な沈黙が流れる
彼女も聞いてみたけど、丸山さんがここまで言うとは思ってなかったようで、どうしていいか分からないようだった
私の方は、こんな熱い思いを伝えられ心臓が危ないぐらいに動いてた
丸山「だから、別にバラしたかったら他の人に話してもいいよ...、彼女は俺が絶対に守るから」
そう言うと、ニッコリと笑った
すると彼女は涙を拭きながら言った
「私が、丸山さんの特別になるって事はないんですか?」
私は彼女の言葉に驚いた
でも、丸山さんは冷静に彼女に話した
丸山「先の事は誰にも分かんない
申し訳ないけど今の君じゃそんな事はないと思う....
人をこんなに傷付けてる君じゃね...」
彼女は、その言葉を聞くと涙を流したまま走り去って行ってしまった
丸山さんと残った私はの方はどうしていいか分からなかった
だって、突然 丸山さんの気持ちを聞いてしまったのだから、恥ずかしいのと照れくさい気持ちで俯いてた
すると、丸山さんが突然私の手を握りしめ
丸山「僕の気持ちを全部知られてしもうたねっ」
微笑みながら照れていたのでした
「ま、丸山さん」
私は、そんな丸山さんを見つめて微笑んだ
すると、丸山さんはそっと私のおでこに自分のおでこをくっつけてきた
丸山「がんちゃん、傍にいてや、ずっと」
顔の近い丸山さんに照れながら私は答えた
「離れませんよ、こんな素敵な人を離したら後悔するもん」
その言葉の後に、私の唇は丸山の唇で塞がれた
静かに丸山さんは唇を離すと
丸山「誓いのキスやね」
そう照れた顔で言うと、私を抱きしめ続けてくれてたのでした