第15章 彼女
彼女は黙って私達の前に立ってた
そして、目線を丸山さんに向けた
「関ジャニ∞の丸山さんですよねぇ」
オロオロしてる私を丸山さんは優しく微笑んだ
丸山「大丈夫だからね」
優しく私に囁き彼女に目線を向けた
丸山「そうだよ」
隠す事なく彼女に言ったのです
「私、丸山さんのファンです、だからハッキリ教えて下さい、その人は何なんですか?」
その言葉に丸山さんは、迷う事なく言った
丸山「僕の大切な彼女だよ」
私の胸は二人のやり取りに胸が痛かった
ハッキリと言ってくれる男らしい丸山さんに
胸がどんどん熱くなっていたのです
そんな私と対照に彼女の顔は怒っていた
「アイドルが彼女を作っていいんですか?」
明らかに彼女は私に嫉妬してる
丸山「アイドルだけど、僕は一人の男だからね」
優しい口調だけど、ハッキリと言う丸山さん
「でも、その人は職場の男性と」
そう彼女が言いかけた時だった
丸山「それ以上言ったら、ファンの方でも許さないよ」
丸山さんが強い口調になってた
丸山「僕はアイドルでファンの皆も大好きだよ、でも僕にも特別な人ぐらいはいるよ、だからと言って僕が皆に手を抜いたりはしないし、彼女にもそれは理解してもらってる....」
彼女は何も言えずに黙ってた
丸山「それでも、僕が許せないなら、僕も覚悟を決めてるから....」
女の子の顔色が変わった
「覚悟...?」
すると丸山さんは小さく笑って
丸山「彼女を愛した時から、彼女を守る為なら何でもするって....、アイドル失格なら僕はそれを受け入れるよ」
丸山さんの言葉が理解出来ずに私は動けないでいた
彼女は、突然私を睨みつけた
「この人のどこがいいんですか?」
彼女の目に涙がたまってた
すると丸山さんはハッキリと彼女に言ったのです
丸山「がんちゃんの頑張りを見てたら、僕も頑張ろって勇気がでるんだ...」
私の顔が真っ赤になる
丸山「そして、がんちゃんは何があっても人を不愉快にさせないから、一緒にいて心が安らぐんだ...」
丸山さんの私への気持ちを聞いて彼女は何も言えずにいたのでした