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エネルギー

第11章 夕焼け


私の前に立って、丸山さんは私のスマホを覗いてた


「まっ、丸山さん...」


私は夢を見てるのかと思った


「がんちゃん、お待たせしました」


ニッコリと微笑みながら、私の横に座った

いつものように、優しい雰囲気で



あぁ、丸山さんだ...

この安心出来る空気.....

私は胸が熱くなっていた


丸山「ずっと心配だった...、でも仕事を疎かにするヤツはダメだからさ」


そう言うと微笑んだ


「そうですよね、本当に...」


私は、会えなかった時の自分を思い出して俯いた


丸山「ふふっ、僕たちって不思議だね」


そう言うと、一人でクスクス笑っていた

私は不思議そうに丸山さんを見た

その私を見て、丸山さんは伝えてくれた


丸山「僕が会いたいと思った時は、がんちゃんがここに必ず来てる...心が一緒なように...」


私の心臓が信じられない速さで動く
顔が熱くなる


「ま、丸山さん....」


私は震える声で呼んでみた


丸山「うん?どうしたの」


また、優しく聞いてくれる...

怖さがないから、勇気がでてくる


「私、丸山さんが好きです....」


どんな顔で言ったんだろ、必死な顔をしてたかも知れない

そんな私の言葉を聞いて、丸山さんは何も言わずに綺麗な夕焼けを見た


私は、どうしていいのか分からなくなった

返事はないのかと不安になった

沈黙が流れる....

私はたまらなくなって俯いた



丸山「こんな素敵な夕焼けを大好きな子と見れて最高だなぁ...」


丸山さんは、ボソッと言った

私は驚いて丸山さんの顔を見た


丸山「ふふっ、素敵な恋愛にしょうね、色んな面をみて...」


優しく微笑む丸山さんの顔を見て笑顔になっていた


「はい、よろしくお願いします」


照れながら頭を下げる私の真似をして、丸山さんも頭を下げて


丸山「こちらそ」



そう言うと二人で、ずっと微笑みながら綺麗な夕焼けが沈むまで見ていました




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