第7章 会いたい
驚いてる私の横に、丸山さんはゆっくりと座った
「ま、丸山さん....」
私の心臓は止まりそうでした
丸山「うん?どうしたの....」
私は言葉に詰まってたので俯いた
丸山さんは無理に聞こうとせずそのまま空を見ていた
そんな二人の間に沈黙だけ流れた
私は、手をゆっくりと握りしめ勇気をだした
「....どうしてここに?」
私は、何故ここに丸山さんが現れたのが不思議だった
私たちは連絡したわけでもないのだから
私の言葉を丸山さんは聞くと、少し照れた顔で
丸山「がんちゃんに会いたかったから...がんちゃんから連絡来なかったし、でも会いたくってここに来てしまった...」
私の身体は一気に熱くなる
丸山さんはそう言うと、恥ずかしそうに景色を見てた
「でも、それなら、携帯、携帯は?」
私は焦りながら言った
私の言葉に丸山さんは、不思議そうな顔になり
自分のスマホを手に取った
丸山「あぁぁぁぁ!!!!!! スマホの電源入ってない!!!!!!」
丸山さんは、慌てて電源を入れてました
その丸山さんを見て、私は横で大笑いしていた
丸山「今日なぁ、全然 誰からも連絡来ないなぁって思ってたんや、そりゃ音もならないよねぇ」
恥ずかしそうに言う丸山さんを見つめ私は
「鳴らないですね、それでは」
笑い続けた
そんな笑ってる私を丸山さんは、嬉しそうに微笑んでくれた
丸山「ここで会えて良かった、僕だけ会いたかったら落ち込んでたし...」
ぼそっと言った
その言葉を聞き私は自分の心を素直になりたくなった
「私も会いたかったです..、とても」
私は顔を赤らめながら伝えた
その私の言葉を聞き丸山さんは、嬉しそうに微笑み
丸山「やったね!」
そう言ってくれました
そして二人で寒いベンチで笑い合ったのでした