第2章 屋敷
俺の発言に、みんな呆れ顔になって考え込んでいた。
その中で亮が口を開いた
錦戸「屋敷に住むって、ここしかないのにさぁ、ずっとここにおるんか?」
亮は意地悪げに笑った。
それに少し腹が立った俺は、強気で言った。
村上「いや、俺が建て直す!」
俺の発言にみんなの目が冷たくなる。
余計に腹が立ってくる
渋谷「いやいや、雛!無理やってそれは」
すばるは完全に呆れて笑っていた。
村上「いや、俺らには永遠があるんや、
少しつづ直せば、いつかはもとに戻るはずや!」
俺は拳を握り 、みんなに伝えた。
安田「ポジティブはええんやけど、不可能もあらへん?」
こいつまで呆れてるのかと思うと、
苛立ちが止まらない
村上「諦めんかったら不可能ちゃう!」
俺は叫んでいた
俺の叫び声に丸山が静かに立ち上がった。
丸山「僕は村上くんを手伝うよ..建て直そう..」
そう言うと俺の横に立った。
それに続くように、大倉も...
大倉「少しつづやっていったら、いつかは出来上がるよ」
その言葉を安田は聞いて
安田「まぁ、人数はおった方がええやろ?」
これで、賛成は4人で逆転した
それを見て横が静かに言う
横山「好きにしたらええけど、材料も技術もない俺らには、かなりの働力やで?」
村上「技術か....」
確かに、大きな問題だった
これだけ潰れた屋敷を
何の技術もない俺らが建て直すのは、不可能に近い
そこに丸山が静かに笑った。
丸山「そんな時は吸血鬼の力を使ったらいいんじゃない?」
みんなは丸山に注目した。
錦戸「吸血鬼の力?」
さっぱり分からないと言う感じの亮だった
丸山「僕達の瞳は、人間を操る事が出来る...」
マルの言葉を聞くと横はニヤッと笑った。
横山「なるほどな.....」
みんなは何が何か分からずにいた。
もちろん提案者の俺もだ
横山「技術を持った人間達に建ててもらおうって事か...」
マルは静かに頷く
錦戸「えっ、どういう事なん?」
亮も話が見えずにいた
丸山「みんなで村人を操るんだよ、一人一村を。
そしたら7つの村の人間がこの屋敷を建て直す...」
みんなは理解した。
安田「なるほどなぁ、マル 頭ええなぁ」
その言葉に、マルは照れながらも嬉しそうにした。