第5章 時間
その時だった。
誰かの気配と足音が聞こえた
その瞬間、女が俺の側から離れた
その足音に、
女は逃げるように部屋の隅に逃げたのだ
安田「村上くーん、、おるん?」
安田が、恐る恐る部屋を覗いてきた
瓦礫の部屋の真ん中に俺が据わってる俺を見て
安田は笑った
安田「そんな所で何してんの?」
村上「いや、別に...」
俺は、部屋をキョロキョロした
彼女が何処に行ったのか探した。
安田「えっ、どうしたん?」
女が居ないのを知ると、俺は何故か笑ってた
本当に不思議な女だ
何処の誰かも分からないが
強い印象があり
そして時間を気にしている....
俺はあの女と会える時間のタイムリミットがある事を
知るはずもなかった...
今はただ、女への気持ちを楽しんでいたのだ。