第19章 今日からあなたの彼氏です
【青峰 大輝】
「青峰くん、練習しないの?」
「めんどくせー」
体育館のステージに寝転び、写真集を開き読み始めた。
「練習してー!!」
ビリッ―――――
「あっ…」
写真集は破れてしまった。
「ごめんなさーい!!」
「許さねぇ…」
怒ってる…怒ってるよ~
私のチャームポイントが反応しています。
「許してください。わざとじゃないんです。なんでもしますから!!」
「何でも…か」
青峰くんはニヤリとしたと思ったらいきなり私を押し倒した。
「俺と付き合え」
「何を買えばいい?やっぱり写真集?」
「ちげーよ…」
「じゃあ、何に付き合うの?」
「俺の女になれって言ってんだ、察しろ」
「でも…」
「言っとくけどな…嫌なんて無しだからな」
青峰くんは顔を近づけてくる。
「好きだろ…俺の事」
「それは…」
「どうなんだよ」
「好き…」
「やっと言ったな…絶対に離さねぇからな」
私は青峰くんに捕まってしまった。
しばらく離れそうにはありません。
いや…ずっとかな?