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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第19章 今日からあなたの彼氏です


【宮地 清志】

テスト週間にも関わらず宮地くんはバスケの練習をしていた。

「知ってるか?」

「何をですか…」

「ポニーテールをしてる奴はバカが多いんだぜ」

「ウソ!!ホントに?」

「バカを漢字にすると馬の字が使われるだろ?」

「酷い…これはただのポニーテールだもん!!」

「でもまあ、夏姫はそれで良いけどな」

「ホント!?」

「ああ…」

ボールを持つとこちらを振り向いた。

「これ決めたら、俺に告白してみろ」

「ちょっ!!待って…えーと…」

しかし、宮地くんの放つボールはあっさり決まってしまった。

一瞬の事であり私に考える余地も無かった。

「では、どうぞ」

「えーと…」

なんて言おう?

「んー…好きです?」

「なんで疑問系なんだよ…まあ、いい。手本を見せてやるよ」

「お願いします」

「夏姫が好きだ」

「おぉー」

「感心するな。夏姫も言えよ」

「宮地くんが好き」

「まあ…合格にしといてやる」

「やったー」

私は宮地くんに抱きつきながらぴょんぴょん跳ねた。

宮地くんは少し呆れ気味だったそうな…
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