• テキストサイズ

【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第19章 今日からあなたの彼氏です


【桜井 良】

「スイマセン!!スイマセン!!」

体育館に響く桜井くんの謝る声。

彼は何もしていないのによく謝っている。

今だって、私の為に謝っている。

「桜井くん、ごめんね」

「なんで僕に?」

「いつも私の為に謝ってくれるから…」

「夏姫さんだからかな?」

「え?」

「僕、夏姫さんの為なら何回だって謝りますよ」

「どうして、私なの」

「好きだからです。夏姫さんが好きだからです」

桜井くんが私を…

好き?

「でも、私…」

「僕とお付き合いしてくれませんか?」

「は………い」

私は縮こまり気味に答えた。

「えっと…末永くよろしくお願いします」

「こ…こちらこそ」

ゴツン―――――

2人揃って頭を下げた時にぶつかり合った。

「スイマセン!!スイマセン…大丈夫?」

「スイマセン…大丈夫です」

桜井くんが謝る回数が今日から数えきれないほどに増えたそうな…
/ 277ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp