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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第13章 願いごと【赤司征十郎】


最近は悪阻もあり、征十郎さんが休んでいろと、横になっている日が多かったが、今日は久しぶりに調子も良かった。

「ねえ、産まれる子にはバスケさせるの?」

「どうだろうね……やりたいって言えばやらせてはあげるつもりだよ」

私と征十郎さんの出会いのきっかけ。

ふと、体育館を覗いたら1人練習をしていた。

「教えてあげるの?」

「教えなくても出来るだろ?」

オレの子なんだからと、さらりと言うがそれは征十郎さんに似ていたら何だと思う。

バスケ素人の私に似たらどうなるんだろう?

「じゃあ、将棋は?」

「将棋?」

「うん。一緒に将棋はするの?」

「それもその子次第だよ」

そう言いながら小さな将棋盤と駒を持ってきて私の前に広げた。

「たまにはやってみるかい?」

「私じゃ相手にならないよ」

ルールも完璧じゃないのにましてやプロ相手に勝つなんて夢のまた夢の話。

「少し触れるくらいなら良いだろ?」

「もし私が勝ったら?」

「そうだな……世界一周にでも行こうか?」

「バカにしてるでしょ?」

「さあ……もちろんハンデはあるよ」

当たり前でしょ。

無かったら秒殺だよ。

「じゃあ始めようか?」

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