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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第8章 仕事だからじゃねえ【火神大我】


【火神】

現場に到着すると人だかりができていた。

ショッピングモールなら当たり前か…

「火神くん!」

聞き覚えのあるこえに振り向くとそこには黒子たちの姿。

「黒子!」

メールに書いてあった雑貨屋ってここの中の店だったのかよ…

「夏姫は?見つかったのか?」

黒子たちの中、ここには夏姫の姿はなかった。

「火神みん…まだなの」

「まさかと思うがあそこにいねえだろーな…」

「青峰くん、そんな物騒な事言わないで下さい………火神くん?」

可能性は無い訳じゃない

ショッピングモールは広いから低いと考えた方が良いが相手は迷子のプロだ。

余計に逃げられずにいる可能性だってあった。

「隊長!オレが中に行く…ださい!」

「はあ?まずは安全確認………って火神!?」

安全確認なんて暇はねえ

オレは1人炎の舞う中入った。

「……夏姫!夏姫!」

火元となった場所には燃えやすい素材が多く炎が大きく舞っていた。

「誰か居ますか!?消防です!!」

夏姫はにげきれているのかよ…

やはりここには誰もいないのか、戻ろうと身体の向きを変えた時だった。

「!!」

床に誰か倒れていた。

「大丈夫ですか!?消防です!!」

駆けつけるために向かうと身体が固まった。

「夏姫…………!夏姫!」

倒れていたのは夏姫だった。

息はあり反応は無い。

オレは抱き上げ急いで安全な場所へと走った。

「はっ………大丈夫だ!すぐに出られるからっ……死ぬんじゃねーぞ!!」

コイツ無しの生活なんてゴメンだ

こうなったのはオレのせいだ

仕事が入らなかったらこんな事に巻き込まれなかった。

ごめんっ…………ごめんな………






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