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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第55章 雪が降ったら


【紫原】

360度見渡す周りは雪、雪、雪。

寒いのは当たり前。

最近はもう慣れたし~。

そんな中、目の前には雪の山。

「「「出来た~!!」」」

アゴリラ…主将たちの前には大きなかまくら。

「わ~!かまくらなんて初めて!」

「東京じゃかまくら出来るほど積もらないしね~」

陽泉では毎年かまくらを造るのは恒例行事らしい。

身長の高いメンバーが多いオレたち用を造るには時間と体力が必要だった。

マネージャーの夏姫ちんは小さなスコップで何か造っていたけど後ろ姿は完全に小学生だった。

そこが可愛いんだけど。

でも途中で居なくなっちゃって今帰ってきた所だった。

「夏姫ちんいい匂いするね~」

夏姫ちんは鍋を持っていた。

「お汁粉作ってきたよ!みんなで食べよ!」

かまくらの中に入ると

「広めに造ったハズだったんだけど……」

室ちんの言うように広めに造ったハズなのに全員が入ればおしくらまんじゅう状態だった。

「まあ、まあ、暖かいからいいの!さ、食べよう!」

お汁粉は冷えた身体を一気に温めてくれた。

「うま……」

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