第49章 完璧なオオカミさん【赤司征十郎】
「そう言えばテツくんたち、いつまでその格好なの?」
「そうですね…赤司くん、どうしますか?」
「そろそろ終わりにするっスよ~赤司っち」
「窮屈なのだよ…」
「もう、辞めときなのかもしれない」
赤司くんたちはさつきちゃんの家に入っていき、数分後、人間……普通の服を着て出てきた。
「合宿疲れたぜ~」
「家に帰れるっス~」
「今回は長すぎなのだよ」
合宿?
「桃井さん、色々とお世話になりました」
「テツくんたちの役に立ててよかったよ」
「夏姫ちゃん…ナニコレ?」
私たちは完全に置いていかれた。
「今までの噂って一体…」
オオカミの正体は同世代の少年たち。
噂の正体はハードすぎる合宿を見たことにより起こっていた。
恐らくリコさんは知っていたはず!!