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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第44章 6人のカラずきんと6人(匹)のオオカミ【黒子テツヤ】


黒子に案内された花畑にはカラフルな花か咲いていた。

「キレ~!!どれにしよう…」

「ここは僕もよく来るんです」

「へぇ~」

夏姫の持っている籠の中はカラフルな花でいっぱいになった。

「夏姫さん」

パサッ━━━━━

「わあっ!!えっ!?」

「僕からのプレゼントです」

夏姫の頭には、黒子が作った花冠が飾られた。

「あ、ありがとう」

「いえ…」

黒子は頬を赤く染めながら夏姫に見られないように横を向いていた。

「あの…私、オオカミってずっと怖いから近づくなって言われてたの」

「すいません…」

「なんで謝るの?」

「いや…何となく心当たりがあったので」

「でも私、黒子くんなら大丈夫!!黒子くんは優しいオオカミさんだから」

ニコリと夏姫は微笑むとますます黒子は赤くなり、自ら夏姫と距離を取った。

「夏姫さん、送ります!!」

話題を変えようと黒子は夏姫の手を引き花畑を離れた。
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