• テキストサイズ

【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第38章 彼氏が風邪を引きました【誠凛編】


火神大我

━━━━━━━━━━━━

目を開けるとボールの音が聞こえた。

頭はひんやりとし、視界には彼女の姿も。

「火神くん…大丈夫?」

「大丈夫………じゃねえ」

ズキズキと頭が痛い。

「火神くん、熱があるんだよ」

やっぱりか…通りで朝から頭痛が。

「火神くん、今日は帰りなさい」

カントクはそれだけ伝えると練習に戻る。

「まだ出来る…」

「ダメ!!今日は帰って寝るの!!」

夏姫は俺の手を引き体育館から出ていく。

体格の違う俺を支える夏姫。

力を抜けば押し倒されるのは夏姫なのに、頑張って俺を支えながら家まで送った。

着替えを出した後はキッチンでお粥を作り持ってきてくれた。

「はい、火神くん」

「じ、自分で食える」

日本に帰ってきて風邪なんて引いたことなかった。

こうして誰かに看病されるのもいつ振りかわからない。

隣で支える夏姫は大きな存在…

バスケだけで過ごしてきたけど、たまには風邪でもひいて、甘えたっていいよな。
/ 277ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp