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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第36章 イメチェン【氷室辰也】


「夏姫さ~氷室くんというカッコいい彼氏がいるにも関わらず三つ編みとか残念すぎ…」

「お団子にしたら?」

「いいね!!似合うよ!!」

同じクラスの友だちに言われるがまま私の髪型はあっという間に変身した。

「頭が重い…」

髪が長いと量もそれなりにある。

それが頭の上にあると余計に重く感じてしまう。

まあ、結果的に氷室くんが誉めてくれたから良しとしますか。

「氷室くん…」

「何?」

「私って、残念?」

「え?」

「いつも三つ編みだし…それに…私って残念でしょ」

「夏姫…言ってる意味が分からないんだけど」

どう伝えたらいいのかな?

「地味?」

自分で言って悲しい…

「そんなことはないよ」

氷室くんは優しい目で私を見つめた。

「いつもの三つ編みも、今の髪型も夏姫に似合ってる。オレには勿体ない位にね」

「私の方こそ氷室くんが私に勿体ない位だよ!!」

そうそう。

カッコいい氷室くんは周りからモテモテで妬いちゃう位だもんね。

「夏姫…オレはね夏姫が好きな様にしてくれる方がいいな」

氷室くん…

「いいの?」

「うん。いいよ」
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