• テキストサイズ

【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第26章 愛妻弁当【宮地清志】


「夏姫さ、なんでいつもたこさんウインナー作ってるんだ?」

「え?そんなの決まってるよ。可愛いから」

「そう…か」

普通でしょ?と言うように迷わず答えた。

「でも…思い出だからかな?」

「思い出?」

「そう。高校時代から清志にお弁当作ってきたでしょ?さすがに毎日は無理だったけど、練習試合で他校に行ったり、大きな試合だったり、そのたびに思い出があったら。たこさんウインナーみたら思い出すかな~って思っただけ」

卒業して何年も経つのに夏姫はそんな事思ってたのかよ…

さすがだわ…

『宮地!お疲れ様!』

『ドンマイ、宮地』

『宮地が一番カッコいいよ!!』

どんな時だって夏姫はオレを元気づけてくれる。

それはいまでも変わらない。

「サンキュ……夏姫」

「清志?」

ちゅっ

オレは夏姫を抱きしめ額に唇を重ねた。

「清志…今日はどうしたの?」

「なんでもねえ…」

言えるかよ…

ありがとなんて…恥ずかしくてよ。

「ふふっ…」

「何だよ?」

「別に?」
/ 277ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp