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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第26章 愛妻弁当【宮地清志】


結局今日も青峰がサボった書類整理のせいで残業…

青峰はオレの目の前で写真集読み始めやがって…手元にパイナップルがあったら投げつけてやりたかった。

代わりに青峰の弁当箱投げたけど…

「ただいま」

「お帰りなさい」

「起きてたのか…先に寝ててもいいのによ……」

「清志が仕事頑張ってるのに先に寝るわけにはいかないでしょ?」

どんなに夜遅く帰ろうが夏姫はいつもオレを待っていた。

時々リビングでウトウトしたり、テーブルに伏せているが…

「そうそう、今日のお弁当どうだった?」

「今日も入ってたな…アレ」

「可愛く出来たでしょ?」

「そうみたいだな…」

アレとはたこさんウインナーの事。

なぜか、夏姫が作る弁当には必ず入っている。

おかずの欄のセンターとして。

毎日どんなに唐揚げやハンバーグなどがメインだろうとセンターのたこさんウインナーの存在が圧倒的だった。

まあ、学生の時からそうだから仕方がないのかもしれない。

『宮地先輩のお弁当にたこさんウインナー………っく!ははっ!』

『高尾……てめぇ…轢くぞ!』

夏姫に初めてもらった弁当にも入っていて高尾に笑われたこともあった。

『朝から何なのだよ…コレは』

『たこさんウインナーです。私得意なんですよ~。バスケだったら3点入っちゃうくらいに』

合宿でも朝食に出てきたこともあった。

取り分けてあったからよかったもの、一皿に全部あったら練習以上の地獄だった。

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