第24章 先生【氷室辰也】R18
「先生の家初めて来たな…」
普段どうやって暮らしてるんだろう?
ご飯は?
洗濯、掃除は?
意外にも想像出来ないというか、不思議な感じだった。
「おまたせ」
「先生……」
「はぁ……また言った」
「あっ……ごめんなさい」
「そうだな……」
隣に座った先生は顎に手を当て何かを考え始めた。
「せんせ………?」
ちゅっ
「//!!」
唇が重なったのは一瞬だった。
「決めたよ。夏姫が先生って呼んだら一回につき、キス一回って」
「そんな………急には直らないよ…せん……辰…也…さん」
「残念…あと少しだったのに」
残念する先生だったけど、私の身体はソファーに寝かされ、先生は見下ろす状態だった。
「あの……」
「ん?」
「これは一体…」
「これかい?今から一緒に気持ちよくなろうと思って」
先生の手が腰に触れるとなんだかくすぐったい感じだった。
「先生………っん!!」
「ほら……また言った」
罰だから仕方ないよね?そう言いながら先生はキスを止めなかった。
「ん…………ふぁ…………」
だんだん深くなるキスに頭がついて行かない。
少し開いた隙に先生は舌を絡ませてきた。
「ぁん…………んっ………」
くちゅり、くちゅりと、部屋中に舌が絡まる音が響き渡った。