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紅く染まる百合

第3章 任務


「クインクス班と合同ですか」
班長の言葉を思わず復唱してしまう。
「ああ、今回の任務はクインクス班に手伝ってもらう。向こうさんも、成果が上がらなくて焦ってるんだろうよ」
嫌味ったらしく言って笑う。

先日の事もあってか、班長の言い方に嫌悪感を覚えた。クインクスも、ササコも頑張っているのに。

会議室の扉を開ける。
約1名寝ている者がいるが、クインクス班は揃っていた。

「どうも、お待たせしました」
悪びれた様子もなく班長が言う。わざと遅れて来たのだろう。

「いえ、それでは会議を始めましょう」
班長の嫌味に、嫌な顔せずササコは応えた。
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