第2章 1時
「オオー!!サニー!!
寂しかったかぁ?」
フランキーが、嬉しそうに船に駆け寄り、
両手を挙げ、スーパー!!と叫んでいる。
……サニー?
「俺達の船の名前だ。
サウザンドサニー号」
チョッパーがゆっくりと私を降ろして、
誇らしそうにサニー号をみる。
「おい、しん!」
名前を呼ばれて少し上を向くと、
ルフィがニコニコしていた。
………?
その意味もわからず、
首を傾げると、
「今日からお前は俺たちの仲間だぁ!!」
すごく大きな声と共に、
ルフィが目の前にジャンプしてきた。
『えっ?何言ってーーーーうわぁっ!?』
いいかけた言葉よりも早く、
ルフィが私を抱き上げる。