第2章 *転入2日目の出来事*
渚side
パン
いきなりの銃声に驚いた、クラスのみんな
中村さんが発砲したようだ
パラ…
「……中村さん、暗殺は授業の妨げにならない時にと言ったはずです、罰として後ろで立って受講しなさい」
チョークの間にBB弾をつまんでいる先生、触手でじかに触ると触手を簡単に破壊されるからであろう
先生は真っ赤になっている
中村さんは舌をだして
「………すいませーん…そんな真っ赤になって怒らなくても」
何で怪物がうちの担任に?
どうして僕等が暗殺なんか⁉︎
そんな皆の声は…烏間さんの次の一言でかき消された
《成功報酬は百億円!》
みんな目が飛び出ている
無理もない、一生目にすることのない金額なのだから
《当然の額だ、暗殺の成功は冗談抜きで地球を救うことなのだから、幸いな事にこいつは君達をナメ切っている、見ろ、緑のしましまになった時はナメてる顔だ》
先生はニヤニヤしている
そして、みんなは思った
どんな皮膚だよ⁉︎
《当然でしょう、国が殺れない私を君達が殺れるわけがない、最新鋭の戦闘機に襲われた時も…逆に空中でワックスをかけてやりましたよ》
クラス全員によってのツッコミのオンパレードだ
だからなぜ手入れをする⁉︎
《そのスキをあわよくば君達に付いて欲しい、君達には無害でこいつには効く弾とナイフを支給する》
そう言うと、女性の方と、男性の方がアタッシュケースのようなものを置き、中を見せた
ナイフと、弾が入っている
《君達の家族や友人には絶対に秘密だ、とにかく時間がない、地球が消えれば逃げる場所などどこにも無い!》
《そういう事です、さあ皆さん残された一年を有意義に過ごしましょう!》
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僕が話終わると
「へーそーなんだ…すごいねw」
この話を冷静に聞いてる君の方がすごいと思うけど
「桃果さんは…」
「宇佐見って呼んで?同じクラスだもん」
「そっか、じゃあ宇佐見さん」
「むー…ま、いっか」
「渚君、お話はいいですか?」
あ、忘れたていた、授業のこと
「あ、はい、すみません」
「では授業を始めます」