第14章 *オリジナル短編*
宇佐見side
いぇーい
お風呂を貸してくれたぜぃ♪
寒かったんだよねぇ
チャポン……
ふぇーあったけぇ←おっさんかよ
「いやぁ、お風呂ってええですねぇ」←だからおっさんかよ
「しかし…雨すごいなぁ」
雷とか鳴らないといいんだけどなぁ…
私は、こう見えて、雷と暗いところが大の苦手なの
意外?だよね、よく言われるもん
フッ
一人で、自問自答してたら、突然電気が消えた
「えっ⁉︎う、嘘でしょ??や、やだ!竜馬!竜馬ぁ!」
私は気付いたら竜馬の名前を叫んでた
「た、助け…」
ガララッ
私は浴室を飛び出して、竜馬のいるリビングへと向かった
やっとリビングへとたどり着いたその刹那…
ピカッと強い光の後
ド━━━━━━ンッという音がきこえた
そう、雷だ
「な、なんで今日に限ってこんな…もうやだぁ…」
私はいつの間にか涙が頬を伝っていた
「…雷嫌いと、暗いところが苦手なのは健在なんだな」
聞きなれた声がして、振り返ると
「り、竜馬…竜馬ぁ!」
私は安心したのか、多くの涙が頬を伝った
そして、竜馬に抱きついた
「うぉっ!びっくりしたわ、てか見えないんだからあんま動くな」
「う、うん」
私たちは抱き合ったまま、立っていた
多分、他の人が見たらアホ呼ばわりされる図だったと思うw
でも、すっごい安心した…
しばらくすると、電気がついたみたいで
「…ふぁ…良かったぁ…」
私たちは離れた
だが…次の瞬間