第11章 *大人の時間*
宇佐見side
「…おいおいマジか、二人で倉庫にしけこんでしくぜ」
三村くんの言葉にみんなが倉庫を見る
「なーんかがっかりだな殺せんせー、あんな見え見えの女に引っかかって」
「……」
どうかなー
本当に殺せんせーは引っかかってんのかなw
なーんか面白そうな事が起こりそうな予感♪
「…烏間先生、私達……あの女《ひと》の事好きになれません」
メグの言葉にみんな頷き、烏間せんせの方を見る
「すまない、プロの彼女に一任しろとの国の指示でな」
「でもさー、たった1日で全部の準備を整える手際、殺し屋として一流なのは本当なんだろうねぇ」
私の言葉にみんな下を向く
「ま、あーんな、色仕掛けに引っかかる殺せんせーなのかなー」
「どーゆーこと??」
カエデちゃんの質問に
「殺せんせーって本当に引っかかってるのかなーって思ってさ」
「引っかかってんじゃないの?宇佐見も見たでしょ、あのデレデレとした顔」
「あらゆる暗殺を受けたんなら…ナイフだって、銃だって、ミサイルだって……色仕掛けだって他に受けてるはず、だったら"それ"を見抜く事くらいできるんじゃない?」
ま、私の憶測だけどね
「た、確かに…」
ドドドドドドドドドドドドドッ
「「「「「「!!??」」」」」」」
まさかの本物の銃使ったんだね、ビッチねえさん
「昨日の夕方、忘れ物をしたから学校に来たらさ、ビッチねえさんと何人かの男の人の声が聞こえたんだよねぇ」
「昨日、倉庫に銃を仕掛けたって訳か…?」
「そうだろうねぇ」
銃声が止んだ
「いやああああ‼︎」
その次はビッチねえさんの悲鳴が聞こえた
ヌルヌルヌルヌルヌル
「な、何⁉︎銃声の次は鋭い悲鳴とヌルヌル音が‼︎」
「いやああああ」
ヌルヌルヌルヌル
シーン…
「いや…あ」
ヌルヌルヌルヌルヌル
「めっちゃ執拗にヌルヌルされてるぞ‼︎」
「行って中見ようぜw」
私はすかさず倉庫に向かう
すると
キィ
倉庫のドアが開いた
「!」
「殺せんせー‼︎おっぱいは??」
「おっぱいは⁉︎」
渚の次に私が聞く
「いやぁ…もう少し楽しみたかったんですが、皆さんとの授業のほうが楽しみですから、6時間目の小テストは手強いですよぉ」
「あ、話逸らした」