第2章 *転入2日目の出来事*
宇佐見side
タコはちゃんとぜーんぶ避けてたよー
それも、すごいスピードで
「…では、弾をこめて渡しなさい」
岡野さん、と呼ばれていた女の子が拳銃を渡す
「言ったでしょう?この弾は君たちにとっては無害ですが…」
タコは自分の…腕…いや触手に拳銃を向けた
そして
ドブチュッ
打った
切れた触手は床に落ち、なおも動いている
気持ちわるー、まるでトカゲじゃん
「国が開発した、対先生特殊弾です」
国すげーな
「先生の細胞を豆腐のように破壊できる、あぁ、もちろん数秒もすれば再生しますが…だが、君たちも目に入ると危ない、先生を殺す以外の目的で室内での発砲はしないように」
BB弾だからね
危ないよね
「殺せるといいですねぇ卒業までに」
あ、タコの顔?がしましまになった
「銃と弾を片付けましょう、授業を始めます」
キーンコーンカーンコーン
え?もしかして私の事ガン無視?
え?せんせー?
「ねぇー!せんせー!」
「なんでしょうか?…って!桃果さん!にゅや!すみません!紹介を忘れていました!」
「別にいいんだけどさぁ…編入してくる生徒の事くらい覚えててよ」
「申し訳ありません…」
「まぁ、いいや」
「では、皆さん紹介します、こちらは、3ーAから編入してきた、桃果 宇佐見さんです」
「よろしくねー」
「では、桃果さん、このクラスについて説明します、このクラスは…」
「全員殺し屋、ターゲットは先生、あなたでしょう?」
「さすがですね、頭の回転が早い」
まぁ、みんなの言動を見れば一目瞭然だよ
「まぁ、いいや授業始めよう」
「ええ、では皆さん席に着いてください」
これからの学校生活楽しくなりそうじゃん♪