第7章 *カルマの時間*
宇佐見side
時は過ぎ放課後
家に帰ろうと駅に向かっていると、渚と杉野に会った
「渚、杉野一緒に帰ろーぜぃ♪」
「うん」
「あぁ」
「今日の赤羽くんすごかったねぇ」
帰りながら話していると
「…そうだな…」
「やっぱり、暗殺教室はカルマくんが群を抜いてる」
「だね」
そんな事を話しながら歩いていると駅に着いた
「じゃーな、渚、宇佐見!」
「うん、また明日〜」
「気をつけてねー」
「おう」
杉野と別れてすぐ
「…おい渚だぜ」
「なんかすっかりE組に馴染んでんだけど」
「だっせぇ、ありゃもう俺等のクラスに戻って来ねーな」
「しかもよ、停学明けの赤羽までE組復帰らしいぞ」
「うっわ最悪」
うぜーやつらだなぁ
「あのさぁ…自分より劣ってると勝手に勘違いして、悪口を言うしか能がないあんた等にうちのクラスの事バカにしてほしくないんだけど?」
「なんだと⁉︎」
ぶっさいくな2人組の一人が私の胸ぐらを掴んだ
「ほーら、口で勝てなきゃ暴力に移る、「だせぇ」この言葉、そっくりそのまま返すよ、はっきり言ってクソだせぇんだよ」
胸ぐらを掴んでいるやつの顔が真っ赤になるのがわかる
「E組のくせに‼︎」
「E組だったらバカにされなきゃなんないの?いつまで理事長の手の上で踊らされるつもり?まぁ、面白いからいいけどねw」
「お前みたいな生徒がいるなら死んでもE組落ちたくないわ」
そう言い、去ろうとしたところ
ガシャッ
柱に瓶を打ち付けたのは赤羽くん
「えー死んでも嫌なんだ、じゃ今死ぬ?」
「あっ赤羽⁉︎」
「うわぁっ」
一目散に逃げて行った
「あはは、殺るわけないじゃん」
「…カルマ君」
「やるじゃんw」
「でしょ?」
赤羽くんは瓶を投げ捨てた
「ずっと良い玩具があるのに、また停学とかなるヒマないし、でさぁ、渚君、聞きたい事あるんだけど」
渚に?
「殺せんせーの事ちょっと詳しいって?」
「…う、うんまぁちょっと」
「あの先生さぁタコとか言ったら怒るかな?」
「…タコ?うーんむしろ逆だよね?」