第5章 *サービスの時間*
宇佐見side
「えっ…」
陽斗とひなたが驚いてる
「花でも愛でて、良い笑顔から学んで下さい」
皆の手の中にはお花があった
私の手の中にもお花が…
「…‼︎」
皆びっくりしてる
そりゃそうだよな
暗殺しに行って、ナイフを持ってたはずなのにお花になってるんだから
「ん?」
メグが何かに気付いたようだ
「ていうか殺せんせー‼︎この花クラスの皆で育てた花じゃないですか‼︎」
お花を指差しながらメグが怒鳴る
よく見れば花壇のお花が茎から切られている
「にゅやッ、そ そーなんですか⁉︎」
とーかは泣きながら
「ひどい殺せんせー…大切に育ててやっと咲いたのに」
「す すいません今新しい球根を…」
殺せんせーも焦ってるw
シュバッ
おぉー早いねぇ
シュバッ
「買ってきました」
マッハで行ってマッハで帰って来た
「マッハで植えちゃだめだかんね‼︎」
ひなたに怒鳴られ
「承知しました‼︎」
「1個1個いたわって‼︎」
メグから怒鳴られる
「はい‼︎」
その様子を見ていた陽斗と悠馬
「なー…あいつ地球を滅ぼすって聞いてッけど」
「お、おう…その割りにはチューリップ植えてんな」
「ほんと、よくわかんないタコだよねw」
おおいに私も参戦w
「…チッモンスターが良い子ぶりやがって」
後ろで何か言ってる寺坂
…そういえば、寺坂の名前と顔、どーっかで見た事あるんだよなぁ…
うーん…
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「宇佐見ちゃん、宇佐見ちゃん」
私より小さな男の子に声をかけられる
「ん?どした?竜馬」
「僕ね、おっきくなったら宇佐見ちゃんをお嫁さんにもらうね」
「うん、わかったぁー」
あれ?お嫁さんって何?
ま、いっかぁ
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寺坂…竜馬
あぁ、竜馬か
………………え
「竜馬⁉︎」
「は⁉︎」
竜馬は驚いた様子だ
それもそうだ、突然名前を呼ばれて普通にしていられる方がおかしいw
「私が引っ越す前、隣に住んでた竜馬でしょ⁉︎」
「引っ越す?隣?……桃果 宇佐見……宇佐見? ……‼︎あの宇佐見か⁉︎」
「そう!宇佐見!」
やーっと思い出してくれましたか