第2章 都市の未来
『ど、どうしたの?』
私が男の子に聞くと彼は
『ザ、エリザベト』と言った
『え?』
『ここの未来TOKIOでの一番偉い人、トランプの天才とも呼ばれている』
『え!?じゃあ勝ち目ないんじゃ?』
『勝負なんて、やって見なきゃ分かんねーよ』
彼は笑いながら言った
『さて、始めようか』
『はい』
『じゃあ私が親をやろう』
エリザベトさんが言った
『分かりました』
エリザベトさんがトランプを切り始めた
凄いプロみたいだ
そのあとエリザベトさんがトランプを五枚配り始めた
男の子はそれを取ってカードを見ていた
今、揃って居るのは
3 5 7 9 J だ
『これ。捨てる』
彼は3を捨てた
『ええ!?捨てるの?』
『うん』
3のカード2つを捨てた
『ほー捨てるのか?』
エリザベトさんがトランプを渡しながら言った
『さて、始めようか』
参加のお金を置いた
彼も置いた
『さて、Jのワンペア以上の役を持っているか?』
『持ってる』
『じゃあ、ゲームスタートだ』
『お前はいくら賭ける?』
『俺は、100000dollar賭ける』
皆、ざわついていた
周りの人は無理だろうと言っていた
『では、私は100100dollar賭けよう』
『では、私から見せるぞ、これで貴様は終わりだぁぁぁ!』
エリザベトさんのトランプは
10 10 10 10 Jだった
『ふw甘いですね?』
『何だと?』
『俺の札はこれだ』
7 8 9 10 J
彼が出したカードは柄も同じだった
『な!ストレートフラッシュだと!?』
周りもざわついていた
『アナタが先にお金を多く賭けて
先にやりましたから、ポーカーフェイスも出来ませんね?』
『くっ…貴様!』
『さて、このお金は俺の物だ』
『ぐぬぬ…』
彼はお金を取り、その場を去った
私も彼の後を追っかけた