第7章 時空間の未来
『何が起こったんだ…』
俺は気がつくと音符が並んである場所に来ていた
ここは?そう言ってるとスピーカーから声が聞こえて来た
『音の世界へようこそ、此処では君の能力が必要だよ?でも早くしないと…』
どういうことだ?
早くしないと?何なんだ?
すると近くから結乃師匠の声がした
『師匠?』
いや、師匠では無い男の子だ
『は?お前何言ってんだよ!俺は坂之上 結乃だ!』
『え、ハァ…』
俺は、一瞬で察した
この子は師匠の過去の姿なのだと
『まあ、どうしてもって言うなら…師匠って呼ばれてやってもいいぜ?』
師匠って生意気な少年だったんだ…
『あー間違いでした、結乃君って呼んでも良いでしょうか?』
『ちょっと残念だけど、良いぜ?えっと名前はなんて言うんだ?』
『えーと、四葉 洋介』
『おう、じゃあ洋介な』
『あーはい』
『っで、ここはどういう所は分かるな?』
『え?どういう所ですか?』
『音の世界…=死者の間だぜ?他の世界もそうだな』
『死者の世界…』
『早くしないと、この死者の空間から出られないぜ』
『抜け出す方法は?』
『あの、根っ子みたいな奴を切るしかないな』
『うーんどうすれば?』
『どうせ、ストーンは使えねえだろ?だからこれを使え』
彼から貰ったのは
フルートだった
『これを吹いてみろ』
その直後、楽譜を貰った
『これは?』
『吹いてみれば分かるぜ』
俺は、フルートでその曲を吹いた
するとすぐに察した
『この歌は…ヤヨイノ歌…』
『当たり』
その瞬間、根っこは切れた
『さあ、これで元の世界へ戻れるぜ?』
『ありがとう』
『まあーいいってことよ、あとは頼んだぜ?』
そう言うと光に包まれた
俺は、元の場所へ戻った
七章 時空間の未来end