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体力の代わりに
第6章 理由2
車内。
しゃべり出す人はいない。
話すことがない。
しょうがない。
『ね、ねえ月島くん』
月「何?」
『あ、えっと・・・』
鋭い目つきに少し押される。
月「何?」
さらに不機嫌そうな顔になってしまった。
何か言わなければ、
これでは何もしないで終わってしまうとわかってはいる。
でも何を話そうとしたか忘れた。
あーえっと・・・。
他愛もない話だったはずだから
思い出すに思い出せない。
どうしよう・・・。
もうこれしかない!
『れ、連絡先、教えて?』
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