第6章 理由2
月「なんで」
やっぱりそうだよね。
『い、いや。誰かのは知っといた方がいいし、
いいタイミングかな、と』
月「・・・」
『月島くんて無愛想。なんでモテるの』
新「流凪」
『あ、ごめん月島くん』
また、癖が出た。
癖のことを知られていてよかったなと
安心した。
月「事実だからいい」
『ちょ・・・。それ自慢!?』
月「さぁね。・・・ん」
『え・・・?』
少し間を置いて、
月島くんが差し出してきたものは
『いいの・・・?』
スマホだった。
月「勝手にして」
ああ、ツンデレ気味だからモテるのか。