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体力の代わりに

第6章 理由2


新「よく見たら、お前影山じゃん 北一の。
青城と試合なんて大丈夫か?」

兄はサッと周りを見回して
突如、こんなことを言うものだから、
影山くんは、
腑に落ちない、といった顔をしていた。

菅「俺も同意見です。
影山、青葉城西って北川第一の選手の
大部分が進む高校だよな」

兄の言わんとしていることが
菅原先輩や影山くんの中学時代を知る人には
わかったらしい。

そこには当然、私も含まれる。

影「ああ まあ、そうっスね」

新「やり辛くねぇのか?」

影山くんのあまり深刻そうではない返答に
今度は兄が腑に落ちない顔だった。

影「戦うなら、全力でやるだけです」

でも、その後の強い意志をもった
答えというより、宣言で
兄は満足そうな顔になった。







店内から戻ってきた澤村先輩が
その場をうまくまとめあげ、
ふと振り向くと、


日向くんが誰よりも早く
肉まんを食べていた。


私の予想通り、
日向くんは田中先輩やら周りの人に
軽く説教をくらった。
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