第6章 理由2
『紹介します。兄の新です』
新「うおっ・・・。よろしく」
突然の紹介と、同じ格好の部員に驚きつつ
兄はイケメンなスマイルをかまして見せた。
一同(かっけえ!!)
『兄さん!
火曜に練習試合あるから連れてって!』
先輩の前でハッキリさせておこうと
何よりも先にそれを聞いた。
新(こいつ外モードになりやがったな)
「どこでだ?」
『青城!!』
その言葉を口にするだけで、
気分が高揚して、自然と身を乗り出した。
兄はそんな私を、
さりげなく戻しながら私の頭を撫でて
新「いいぞ」
快く許可してくれた。
断られる確率は低いと思ってはいたが
それでも嬉しくて、バレー部メンバーに向かって
思わずブイサインをしてしまった。
一同(///!!)
新(ニヤリ)