第5章 三対三
論争の中、
再び聞こえた、心を射抜く言葉。
日「だって今、信じる以外の方法
わかんねえもん!!」
ドクン
と、心臓が脈打った。
どうして、こんなかっこいいことが言えるんだろ・・・。
一人でもの思いに沈んでいると
いつの間にか試合が再開していた。
ちょうど、
日向くんの顔面に、
月島くんがボールをめり込ませているところだった。
さっきまで、
あんなにかっこよかったのに・・・。
月島くんたちのチームが
一点を追加し、その後取り返され、
というのが続いて、
日向くんのチームは
後一点でマッチポイントになるところだった。