第5章 三対三
月・影・田「はア!?」
みんな、狐につままれたような顔をしていた。
『間違いなく、澤村先輩の言う通りだと思います』
月「あの どういう・・・?」
まだ何が何だかわからないというような
月島くんに、澤村先輩が説明をすると、
さっきよりも、驚きが増した声で、
月「ハアッ!?」
と言った。
こんな声も出すんだ・・・。
無駄な体力使いたくないタイプかな。
月「なに?」
『へ?あ、なんでもないよ。
日向くんの攻撃はビックリだけど、
多分、今のは偶然だと思う。
そう何回も決まらないと思うから落ち着いて頑張ってね』
本当は、なんでもないなんて嘘だった。
それを隠すために饒舌に喋ったら
月(//////)
何故か月島くんは、
頬を染めてそっぽを向いてしまった。
そんな傍らで、
日向くんと影山くんの論争が
繰り広げられていたのは、
私の耳がとらえていた。