第4章 クラスメイト
やっぱり日向くん可愛いな。
一応謝ったが、また言ってしまいそうな予感しかしない。
月「・・・アンタは北川第一の影山だろ。
そんなエリート何で烏野に居んのさ」
影「・・・あ?」
(・・・?北川第一・・・)
日「おっ おいっ!!!
明日は絶対!!負けないからな!!」
日向くん、状況くらい確認して!
月「・・・・・・・・・
・・・あ そう。」
月島くん、日向くんかわいそうだよ!
月「――手 抜いてあげようか?」
笑顔で何言ってるの!?
私の感情は混乱していた。
影「てめえが手ぇ抜こうが全力出そうが
俺が勝つのに変わり無ぇんだよ」
日「おれ達だろっ」
影山くん、怖いって!
日向くんまたかわいそうだし・・・。
感情の混乱は止まらず、それを外に出せずにいた。
さっきから私は黙りっぱなしだ。
月「ハハッ すごい自信!さすが“王様”!」
影「オイ その呼び方――」
月「おおっ本当だ!」
(王様・・・)
月「“コート上の王様”ってよばれるとキレるって噂。」
(コート上の王様・・・)
月島くんはまだ、“王様”を連呼している。
結果、それは私の口を開かせた。