第3章 理由(わけ)
『い、家に置いてきてしまって・・・友達に借りた、です』
そう、うっかり置いてきてしまったのだ。
友達と言っても、入学してそんなに時間は経っていない。
私に合うサイズのジャージをもっている子が居ないのも当然で、しょうがなく大きいものを借りたのだった。
清「まあ、忘れちゃうのはしょうがないけど、
気をつけてね。そのサイズ着てると、
あーゆーやつらがわいてくるから」
そう言いつつ、清水先輩は、
車イスを運び入れてくれた先輩方三人に指をさした。
澤・田・菅(ぎくっ(汗))
『あーゆーやつらって?』
清「説明が大変だからやめとく」
『・・・わかりました。とりあえず、気をつけます』
澤・田・菅(ホッ・・・)