第7章 青城戦
月島side
新「流凪昨日自分のこと話したんだろ?
対処法とかも話したか?」
月「対処法・・・?」
新「その様子じゃ、言ってねーんだな
いいタイミングだし、月島には教える」
何に対する対処法だ?
そう考えていると、新さんは話し出した。
新「コイツ、疲れたまってたりとかすると
過呼吸に近い症状が出るんだ。
小さい頃もあって、初めてなった時は
とりあえず寝かせようで寝かせた。
その行動は裏目に出て、朝余計悪化してた」
新さんは悔しそうにしながら
一つ間を置いた。
新「次の日はあれこれ考えて、
最終的に母親が疲れて隣で一緒に寝ちまったんだ。
そしたらな、起きた時には落ち着いてて
次の日から普通に生活できるようになった。
何度か同じことを繰り返して
多分鼓動を聞き続けると
落ち着くんじゃないかってのがわかった。
だから月島、
もし流凪がそんなことになったら
頼むな」
具体的なことはあまり言わなかったが
何をすればいいのかは
なんとなくわかった。
月「・・・はい」
自分に任されたという重圧が
意外にも顕著にかかった。