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体力の代わりに
第2章 体力
菅原side
月原を支えながら体育館を出て、
車イスに乗せてやる。
『あ、ありがとうございます』
菅「気にすんな」
車イスの後ろにいた田中が、
無言で押し始めた。
『すみません、荷物が教室なので・・・えっと』
田「寄ってけばいいんだな」
『は、はい。お願いします』
こんなに静かな田中を見るのは初めてだ。
そんなことを思いながら、
月原のクラス、一年四組まで向かった。
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