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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第3章 黄色のキセキ。


るりちゃんは多分赤司っちの事が好きだ。
赤司っちも多分るりちゃんの事が好きだ。


なんだか二人の間には入り込めない何かがある気がした。


だからこそ、
みんなの中心でるりちゃんが笑っているのが
嫌なのだろうか…?


いや、赤司っちはそんな人じゃない…。


そもそも、
みんなでお弁当を食べる事を企画したのは
赤司っちなわけだし・・・。


まぁ…。
そんな事どうでもいいっスよね。



きっと特に気にしないのが一番だ。
そう言い聞かせる事にした。


昼休みも終わりが近くなってきたので、
俺たちは解散することにした。

そんな時、
俺は赤司っちに呼び止められた。



「黄瀬、ちょっといいか。」

「ん?何スか?」


赤司っちの真面目な顔に少しだけ緊張した。

「最近なんだが、体育館の周りを灰崎がうろうろしている。」

「…あぁ、そういえば昨日もいたっスね。」

そうだ。
最近退部したはずの灰崎が部活中に体育館の周りをうろついているのだ。


「黄瀬の事を逆恨みしている可能性がある。あいつには気をつけておけ。それだけだ。」


赤司っちはそういうと、
教室の方へ戻って行った。



…逆恨みねぇ…。




でも、なんだか違う嫌な予感のようなものがあった。


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