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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第3章 黄色のキセキ。


彼女はそれからも部活をよく頑張っていた。

俺たちへのアドバイスも的確で、
作業も頼まれれば人一倍早く動こうとしていた。


けど、やっぱりまだ完治していない様子の手足は不自由で、他の人より時間がかかってしまう様子だった。

そのため、他のマネージャー達もすぐに彼女の手伝いに向かっていた。


他のマネージャー達に作業を手伝われるたびに
彼女はなんだか申し訳なさそうな顔をしていた。



練習の合間に水道場で顔を洗っている時、
マネージャー達の会話が聞こえてきた。


「てかさ、神谷さん来てから仕事ちょー楽じゃない?」

「あ、わかる。だって神谷さんの手伝いしとけば仕事してるように見えるしね。」

「しかも、優しい女の子アピールできるしぃ。一石二鳥みたいなぁー♪あー、神谷さんずっとあのままでいないかなぁー。」

「ちょ、あんたソレはひどいよぉー。キャハハハ。」


彼女達は嬉々としながらそんな話をしていた。
なんだか腹が立った。


別に上手にサボるのは賢いと思うし、
そうやって好きな男にアピールするのもいいけど…。


こんな奴らのためにあの子はあんなに
申し訳なさそうな顔してるのかと思うと


何故かムカつく。


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