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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


それからるりちんが部活に来る事はなくなった。

俺自身もあまり部活には行っていなかったが、
どうやらあれ以来全く来ていないようだった。




別にそんな事俺には関係ないし、
気にするつもりも無かった。


でも、
いつものように体育館で元気に走り回る彼女の後姿や
五月蝿いぐらいの応援がないのは
なんだか寂しかった。



少しだけ気になって
彼女の教室を覗くと、彼女は一人でぼーっとしていた。
あまり元気がないようだった。



少しだけ声を掛けてみよう。
そう思って足を踏み出そうとしたときだった。



「敦。」



その声にゾクっと寒気が走った。
振り返ると赤司が居て、
俺を下から睨みつけているようだった。


「ん?赤ちんー。なにやってんのー?」


誤魔化すようにそう尋ねると、
赤司はそれでも表情を崩さず冷たい目で俺を見ていた。



「俺はるりに用があってこの教室に来た。お前こそ何故ここに居るんだ?」



「ん~?なんでもなーい。」



逃げるようにその場を後にした。







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