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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


赤ちんによって行動が
制限されているせいか、

るりちんは
どんどん孤立していくようだった。


俺たちでさえ、
あまり二人きりで彼女と話す機会が減っていた。


3年になり、
全中が終わった頃には

るりちんは俺たちの練習ではなく、
2軍や3軍の練習につくようになっていた。

赤ちんはそれが気にくわないのか
イライラとしている事が増えていた。


「敦、るりを見なかったか?」


昼休み、廊下でお菓子を頬張っていると、
赤ちんがやって来た。

「ん?るりちん?えーと…」

そういえばさっき
2軍のやつと一緒に図書室の前で話してたなぁっと
ぼんやりとおもいだした。

「あ。さっき図書室の前で2軍のやつと話してるの見たよー。」

「…そうか。」

赤ちんはそういうと図書室の方へ歩いていった。


ぞっとするぐらい
怖い顔をしていた。


きっと自分以外の誰にも
彼女と関わらせたくないんだ。




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