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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「ねぇー、赤ちん。むかんのごしょーの木吉って知ってる?」

練習中、
俺は赤ちんに尋ねた。


「あぁ。昭栄中のキャプテンか。よく覚えている。」

赤ちんはバッシュの紐を結びなおしながら
そう言った。


「よく覚えている?ん?赤ちん対戦した事あるの?」


俺がそういうと赤ちんは不思議そうな顔をした。

「何ってるんだ。覚えてないのか?お前も1年の時に対戦しただろう?」

「え~?うそぉー?」

俺は一生懸命思い出してみた…。
が、浮かばなかった。


「…まぁ、いいや。覚えてないって事はそれぐらい弱かったって事だよね。俺の方が強かったんだよね。」

俺がそういうと、赤ちんは首をかしげていた。



よく覚えてはいないけど、
俺はるりちんの『大好き』なそいつに昔勝っていた。


そう思うと少しだけ優越感を覚えた。
それと同時に、
もしまた戦う機会があれば、


もう二度と立ち上がれないぐらいに
るりちんの目の前で痛めつけてやろうと



心に決めた。



負けたくない。

誰にも…


絶対に…。

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