• テキストサイズ

Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「ねぇ~。じゃぁ俺のわがまま聞いてくれる?」

ゆっくりとるりちんの方へと近づくと、
ゆっくりとるりちんの小さな体を抱きしめた。


「っへ!!??む、む、むらさきばらくん!!??」


るりちんは多分顔を真っ赤にして
困ってるんだろうな。


そんな事を考えながら
ぎゅっと抱きしめていた。

柔らかくて小さくて…
お菓子みたいな甘い匂いがした。


「俺以外の奴を応援しないでよ。」


「え!?…えっと…。」


困ったように俺の腕の中でもがいて、
必死に腕の中から逃げようとするのを
阻止するように腕に少しだけ力を入れる。

でも、力を入れすぎたら、
彼女が折れてしまうんじゃないかってぐらい、
小さくて細くて柔らかくて…。


思わず力が抜けたところで
るりちんは俺の腕から抜け出した。


そして、俺から少し離れると、
困ったように何かを考え始めた。

「ええええ、えっと…えっと…」


るりちんは相変わらず顔を真っ赤にしていた。



/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp