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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


アイスを食べ終わると、
解散してそれぞれの帰路へと歩き出した。

るりちんは別の方向。

のはずなのに、
しばらくした頃、
後ろから追いかけてきた。


「紫原くんっ!!!!!」

立ち止まり振り返ると、
るりちんは何か言いたげな様子だった。


「何~?」

俺はまいう棒をモグモグと食べながら尋ねた。


「…あのね、さっき学校で応援、本当は嫌じゃなかったって…言ってくれたよね…?」


「うん。」


「また、応援してもいいですか?紫原くんの事も…。」


そんな事を言うために
わざわざ別方向からこっちに引き返してきたのだろうか?


なんだかそれが嬉しくて…。
でも、素直に喜ぶのは恥ずかしくて。

いつもみたいに、
思わず強がってしまった。


「別にぃー。嫌じゃないって言っただけで、好きとは言ってないからね。勝手にすれば?」


「そ、そっか…。」


るりちんは少し悲しそうな顔をした。

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