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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


黄瀬ちんのおごりで
みんなでアイスを食べた。

「みんなひどいっスよー…モデルってったってそんな稼ぎないのに…。」

「黄瀬くん!ありがとう!アイス美味しいです!!」

るりちんは嬉しそうに笑うと、
そう言って黄瀬ちんに頭を下げた。


「はぁ…。まぁ、るりちゃんのその笑顔が貰えるなら安いもんっスかね?欲を言えばもっと何かご褒美が…グハッ」

俺は赤ちんの指示で黄瀬ちんの頭を
ひねりつぶした。


「黄瀬ちん調子乗りすぎぃー。」

「ったく。油断の出来ない奴だな。」

赤ちんはそう言って溜息をつくと静かに笑い、
るりちんの方を向いた。


「るり。そっちは何味だ?」

「へ?えっと、私のは苺味です。」


「僕のはバニラだ。少し交換しないか?苺も食べてみたい。」

「へ!?あ、は、はい。」


るりちんは少し頬を赤く染めながら
赤ちんとアイスを交換していた。



なんだか入り込めないような
そんな感じだった。


赤ちんには敵わない。

いつだって
そう思っていた。
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