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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


しばらく俺だけ応援してもらえない日々が続いた。

わかってる。
なんでイラついてるか。


どうしてこのイラつきが解消されないか。


応援されるのがイヤなんじゃなくて、
俺以外を応援されるのがイヤなんだ。


神谷るりって子が好きなのか
自分でもわからない。

でも、少なくても他の子よりは特別な目で見ていた。

独り占めにしたくて、
俺だけのために困ってほしくて…。

部活が終わったあと、
俺はるりちんの所へ向かった。


「るりちん。」

「はい?」

るりちんはニコっと笑った。


「あのさ…ごめん。」


「…へ?」


「応援…本当はイヤじゃなかった。」

「…。」

るりちんは黙って俺をじっと見つめて居た。


「…今日、帰りに一緒にコンビニ行こうー。」

俺がそういうと、るりちんは嬉しそうに笑った。

「はいっ!」


なんだかちょっとだけ心がすっと軽くなった。



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