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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「あのさ、さっきから耳障りなんだけど。」

俺がそういうと
るりちんは目を丸くした。

そして理解したのか顔をうつむけた。

「あ、す、すいません。」

「大体さ、応援してなんの意味あんの?頑張れ!って言われなくても頑張ってんだけど?あんたには俺たちが頑張ってないように見えるの?」

彼女はどんどんと小さくなるようだった。


「ちょ!むっくん!そういう意味じゃないから!それに応援するのが普通じゃない。ねぇ?るりちゃん!」

さっちんが慌てて俺とるりちんの間に割って入る。

「…えっと…。」

るりちんは何を言えばいいのかわからず
困った顔をしていた。


多分、なんて言えば自分が嫌われないか考えてるんだ。


「すいませんでした…。」


考えた末に出た言葉はそれだったようだ。


「何?謝るって事は自分が悪いって認めたって事?で?その耳障りな応援やめてくれんの?」

俺はうつむいている彼女の顔を覗き込むように
そう言うと彼女は顔を上げた。

「紫原くんが嫌だと言うのなら辞めます。」


本当に?
どうせ勢い余ってまた『頑張って!』とか
言っちゃうくせに…。

その時はまた強く言っちゃうよ?
俺意地悪だし。


「それ、ちょっと待ってほしいです。」

「「うわぁぁ!?」」

突然背後から黒ちんが現れて、
俺とるりちんは飛び上がった。




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