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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


最近はいつにも増してイライラする事が増えた。
その原因は恐らくるりちん。

今日も部活中にイライラする事が起きた。

「緑間くん!頑張ってください!」

るりちんの声援にミドちんは少しだけ頬を緩めた。


「…っち。」
思わず舌打ちをしてしまう。



思わず味方のミドちんの邪魔をするように前へと飛び出す。

ミドちんは避けようとして
勢いあまってコケてしまった。



「あ、ミドちんごめーん。」


「紫原!!どういうつもりなのだよ!」


ミドちんは勢い良く立ち上がると顔を真っ赤にして
俺の胸倉を掴んだ。

そりゃ恥ずかしいよね。
大好きな子の前でコケたわけだし。


「今のは確かにおかしかった。何故あのように動いたか説明してもらおうか。」


赤ちんがミドちんの手を俺から退けると、
俺を睨みつけるように見た。

「…別にぃー。ほんの冗談じゃん?練習中なんだし。」

「ほんの冗談で怪我をされたら困る。このような事は二度とないようにしろ。」

赤ちんは冷静にそういうと
すぐに元の位置へと戻って行った。

「…はーい。」

ムカつく。
何で俺が怒られるわけ?



…全部の原因はるりちん。


俺はそのまま真っ直ぐ彼女の元へと向かった。

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